キングダム・オブ・ヘブン
12世紀のフランス。妻子を亡くし失意のどん底にある鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)の元に、十字軍の騎士・ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が訪れて、自分が父親だと告げる。バリアンは父に従い、聖地エルサレムへと旅立つ。当時、聡明なキリスト教徒の王ボードワン(エドワード・ノートン)と、回教徒のカリスマ的指導者サラディン(ハッサン・マスード)によって束の間の平和が保たれていたエルサレムだったが、権力の座を狙う一派の卑劣な振る舞いにより危機が迫っていた…。
リドリー・スコット監督、あなたは前世が兵士ですか!?
・・・キングダム・オブ・ヘブン、よかったです。
ストーリーがいい。映像がイイ。
特に今回一番いい演技をしたエルサレム王に乾杯!!!!
もうエンドロール中ずーっと心臓がばくばくいって収まらなかった!
そして手がふるえちゃったよ~(ヤクがきれたとかでわありまセン)
本当にリドリー・スコット監督はすごいね、あの映像は言葉で表すより体感してほしい。
もちろん映画館で、DVDでみても感動しますがやはり映画館でみるべきでしょう!
音、映像すべて熱かった!すごいなー見ていてなんつーか鼓動みたいなものが体にズシっと来る。
グラディエーターでの最初のシーン、森での戦いが有りましたけどあれが何度も何度もこの映画では出てくるからもうすごい体に負担が・・・(笑)
感激しすぎて苦しくって負担がきますよね、あの映像。
そんなシーンがグラディエーターの何倍もあるので今回はかなりキタ。
人と人がぶつかりあって戦うシーンはブレイブハートを超えました(笑)
なんでだろ、同じ様な戦いなのにギャング・オブ・ニューヨークの様に見ていてうわ!とか思わない、反対に目が離せないほど惹きつけられるものがありますねー
映像の緩急が上手いのかもしれませんね、あまりにアップでとても見にくいのにリアル。
この映画の良いところはこの戦闘シーンとあとはやはり・・・
彼!エドワード・ノートンですね!!
今回も見事わかりにくい役所でしたけどレッドドラゴンの時とはちがってなんつー威圧感!
そしてあの威厳、すばらしーい!!がみが見たら分かると言った意味がひじょーによく分かりました。登場したとき声とかあの首の動きで(笑)わかったけど
ほんと顔も出ない=表情で演技できないのにあの迫力はすっごいなぁ・・・
サラディンとの馬上のシーンでは号泣しちゃいました(>_<)
あと妹との会話、そして妹が兄に別れをするシーン、どれも大泣き(笑)
もうそれくらいエルサレム王に感情移入しちゃいました。
私がエルサレムの事知ってるのは何かのドキュメンタリーで誰かと誰かが文通して見事和平を実らせたって話だったのですが、これはいつの事なのか、誰と誰が和平をもたらしたのか忘れちゃって、正直歴史的事実を知らない部分がおおいからあの馬上のシーンとか本当かどうかわからないのですが、この映画が例え事実でも脚色されててもそんな事抜きでおもしろかった~
おう!それにジェレミー・アイアンズ、彼の役である十字軍を束ねるティベリアス、信念と事実の葛藤みたいなのが出ていてこれまたよかった。
彼が去り際に言った「本当の目的は富と土地を得る事だった・・・」と言うシーンもぐっときたなぁ・・・
あと気になったのはあのサラディン役の人!誰ですか!気になります!
あの落ち着きのある演技が私は大好きだー!!!
あまり見た事が無いような気がするんですがやっぱり凄い人なんでしょうね、てか今回のサラディン役にぴったりだー!!!!
こう、なんていうか統率者としての威厳に満ちた人物ですね、実在のサラディンもすごかったとは聞いた事ありますけど、この映画でよ~く分かりました。
ほんと、こういう驚きがあるから歴史映画って面白いですよね、想像していた物よりも映像で表現してくれるわけですから。
さて、主役の彼ですが、見る前からこの役にはどうだ?と思っていた私なんですが、
後半、彼が感情あらわに戦うシーンあたりからよかったですよ~
これは意外。ちょっと前半はまったく感情移入できなくってイマイチ感動できなかったんですけど
表情がいろいろ出てくる後半は結構よかった。
おっと、忘れちゃいけないのがシビラ王女、彼女もグラディエーターでの王女同様縛り付けられた鋼鉄の女(悲しみを背負っているけど強い)みたいな感じでいい~と思ってたんですが
最後!最後まで女王としていて欲しかったぁ~~~~
コレも歴史的事実だから仕方ないってやつですか?
でもちょっとあのラストはいただけない・・・・(泣)
ラストはよかったけどちょおっといただけない(笑)
見終わったあと車で私のiPodさんが選曲した曲はBackstreet Boys"I Want It That Way"でした。
なんか妙に納得(笑)
もし今グラディエーターを劇場で見た帰りなら迷うことなく選曲はJosh Groban。
もしキングダム・オブ・ヘブンに近い映画を見たいならキング・オブ・アーサー
もしグラディエーターに近い映画を見たいならブレイブハート
この違い分かってくれる人いないかなー(爆)
そういえば今回の音楽はよかったけどグラディエーターほど音楽聞くだけで泣きそうになるってのがなかったですねー・・・・・