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唐の大中13年、凡庸な皇帝と政治の腐敗から各地に叛乱勢力が台頭。その最大勢力「飛刀門」討伐の命を受けた県の捕吏・劉は、前頭目の娘と目される盲目の踊り子・小妹を捕える。口を割らない小妹に対し、劉は同僚の捕吏で武芸の達人である金とともに、ある計略を謀る。それは身分を偽った金が小妹を救い出し、その信頼を得て飛刀門の拠点に潜入するというものだった。目論見通り、小妹は金との逃避行を開始。劉も金と密通しながら2人の後を追う。だが3人の行く手には、それぞれの思惑と愛憎が絡む宿命の物語が待ち構えていた


チャン・イーモウ監督の最新作
かなり期待をしていましたよ、今回も。
HEROでチャン・イーモウ監督のアクションを一度みていたので
今回も同じだろうと思っていましたが、前作以上に磨きがかかったアクションに仕上がっていてかなりよかったです。
まぁ前作より現実離れ激しくなっていますが映画ならではの派手さがあり
私的にはよかったと思います。
ストーリーは前作英雄の方が私は好きですが、今回の恋愛の重さは恋愛映画の中ではけっこう好きなタイプかも知れません。
ラストの決闘シーンはあまりにもあんまりな気がしましたが
(ちょこっとネタバレ?
ラストの二人の決闘シーンで無視出来ないほど”?”と思ったのが小妹がええ!?っていう行動することだったんですが、ここはどうやらパンフによると小妹もすごい達人なのであのときあーいう行動が出来たのは体内の気功を使っていたから。だそうです。はっはーん中国二千年の歴史はだてじゃない!なーんて見てるだけじゃわかりません!(笑)小説版ではもっと詳しいらしいので今度はこっちも読んでみようかと・・・・)
それだけこの映画での愛が重く壮大な物だってのを表す演出だと思えばそれもいい演出だったと思います。
英雄では静と動のバランスがとてもよく撮れていて私が一番気に入っていた所でもあったんですが、今回は金と小妹が逃亡するシーンが物語の大半を占めていたのでどうしても動のシーンが多く、ちょっと忙しいかな(笑)
アクションはとにかく多くて見所は多かったのですが、
もうちょっと静のシーンを増やして物語を引きつけて欲しかったような。
この監督の静のシーンがめちゃめちゃ好きなのでそう思っちゃうのかも知れませんが(笑)
しっかし今回も映像の美しさってのはひしひしと感じました。
もうあの背景はたまらない。
とにかく綺麗。ど派手なアクションもあれだけすごい自然に囲まれていると
ありえそうに見えてくるから不思議。
今回の場面はグリーン・デスティニーでもあった竹林での戦いも多かったんですが、これまたすごくって、(ちょっと笑えましたけど)グリーン・デスティニーよりもすごいアクションだったと思います。
小妹が盲目の踊り子なので自然の音を聞き分けながらの戦いのシーンはこっちまで息を止めて音を聞きながら見てないと!って気までしてくる(笑)
予告でもあった小妹の踊るシーンもよかった。
あれは一番すごかったかもしれません。
あの袖からのびた布で踊っていくシーンは本当に今の映画だからこそなしえた技って感じ。
一番華があって息を飲むシーンでした。
前作英雄と大きく違うのが今回の主役の三人が歴史に関わる大きな人物じゃなく
、三人とも身分は普通だし、いわゆる一般人で(笑)
あくまでもこの三人の愛憎劇なので前作ほど壮大さはないかな。
前作の英雄がすごい好きな人はこの映画いまいちなのかもしれません。
私も英雄の方が好きなタイプ。
でもLOVERSも好きですよ、誰が誰を騙しているのか、みんながみんな真実をかくして騙し合っているのはおもしろい。
きっとこうなんだろうって想像はしていてもえ、こいつも騙してたのか?とか中盤、終盤になって分かったり。
そういう意味でみても十分見応えありました。
前作のように衣装での感情の色分けはしてありませんでしたが、
今回の衣装もホントきれいでした。ワダ・エミすごい!
男の衣装よりもやっぱり女の衣装ですね、とにかく細かいところまで凝ってて
衣装を見てるだけでかなり幸せ(笑)
あと、小物や武器などもすごく細かくてかなりイイ!!
前作でも凝ってあるなーと思ったけど今回小妹が使っている小刀とか一つ一つ作りが細かくてほんとすごいと思いました。
朝廷から送られてくる刺客が持っている盾とか私的にかなり好み(笑)
アクションがすごいだけに武器が凝っているとついつい目がいってしまいます(笑)
ちょっと残念だったのは前作の音楽が私はすごい好きだったんだけど、
今回音楽の担当が変わっていて、音楽がいまいちしっくりこなかった。
英雄の時と同じ人だったらよかったなぁ・・・(泣)
エンディングソングもちょっとなぁ・・・・って(笑)歌詞は確かに映画の内容に沿った物だったんだけどどうも曲が似合ってない気が、した、かな?
英雄は全部が全部私的に合格!だったんだけど。
どうしても英雄から引き続きっていうイメージでみているので
比べてしまうのはほんとよくないんだけど、英雄が去年の私のベストムービーだったのでよけいに比べてしまいます(泣)
でもほんと映画としておもしろかったし、あの雰囲気が好きな人にはおすすめ。
英雄がだめでもこっちなら好きっていう人いると思うな。
英雄嫌いなてか苦手な人が多いし(笑)恋愛映画なので女の人におすすめ?
うーんでも結構愛憎劇って感じのイメージだから悲恋とか辛く苦しい恋がいやな人は
見ない方が良いかも。
後味すっきりとはけっして言えません。
あれがベストな終わり方だと思う人も入れば、こんな最悪な最後があるかよ!って怒る人も絶対いる!ていうかそんな人の方が多いかも・・・(笑)
私的にチャン・イーモウ監督の”至福の時”のラストと似通ったものがあるとおもう。
なんだかみたあとやるせない・・・
じっくり見るにはちょっとアクションシーン多いし。
本当にこういうイメージとか色彩が好きな人にはおすすめです。
ちなみに私が一番好きなシーンはこの映画だと・・・飛刀門の登場するシーンですね!
あの動きのないシーン。あれが一番ぞくっとするほど綺麗でした。
竹林との一体化、すばらし!衣装が映えてましたねぱっと見あの飛刀門が被ってる笠はどうなのよ?って思ってましたがこの登場シーンで見ると違和感がない!すごいなワダ・エミ!(笑)

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